インプラントとは
インプラントの特徴
入れ歯、ブリッジ、そしてインプラント。以前あった歯の代わりに人工的な歯を作って使うという点でいずれも治療の目的は同じです。入れ歯は歯肉の上にかぶせますし、ブリッジは残った両側の歯に金具を引っかけて使います。一方、インプラントは人工の歯根を骨に直接埋め込んでいきます。
入れ歯やブリッジを使うと、本来なら歯根にかかる負担が、歯肉や周りの歯に余計かかるようになります。そうしたことが常態化することで、残った歯に負荷がかかり、虫歯や歯周病の際、ぽろりと歯がとれたりすることがしばしばあります。これらの治療は早くて2週間、遅くても2カ月で終わります。保険がききますので、安い費用で完治します。
インプラントは歯根を作りますから、本来の歯のように噛むことが可能ですし、歯肉や周りの歯に負担をかけることがありません。ただし保険外の治療となりますから高額になってしまいますし、完了までに約4カ月と長い期間を要します。
他の治療法との違い
治療法 | インプラント | 入れ歯 | ブリッジ |
---|---|---|---|
審美性 | ◎ | △ | ○ |
噛む力 | ◎ | △ | ○ |
口内衛生 | 優れる(手入れ要) | 不衛生になりやすい | 不衛生になりやすい |
耐久性 | 優れる(手入れ要) | 合わなくなる事が多い | 両隣の歯に負担 |
健康な歯を削る | なし | なし | 両隣の歯を削る |
違和感 | なし | 有り | 少ない |
顎骨がやせる | なし | やせる | やせる事がある |
手術 | 有り | なし | なし |
診療形態 | 自由診療となります | 保険診療 見映えの良いものは、 自由診療となります | 保険診療 見映えの良いものは、 自由診療となります |
治療期間 | 通常16~32週間程度 | 2週間-2ヵ月 | 2週間-2ヶ月 |
基本構造
あごの骨にフィクスチャーというチタンのボルトを歯根の代わりに埋め込み、上部構造をかぶせて、本来の歯のかわりとします。チタンには、骨と結合する性質があり、あごの骨にしっかりと固定することができます。そのためぐらつくこともなく、取り外して洗う必要もありません。アレルギーの少ない金属ですので、安心して使用して頂けます。
上部構造には金歯や銀歯といった金属、より本物に近いセラミック素材などがあります。金属は耐久性が高いですし、銀歯のように保険が使える素材もあります。一方、セラミックは審美的に良いという特徴がある一方、高額ですし、欠けやすいという短所もあります。それに金属の素材に比べスペースをとるという点で選択いただけない場合もございます。
インプラントは抜けてしまった歯の部分に、人工の歯を埋め込む治療になります。最近では、インプラントという言葉もだいぶ浸透してきましたので、名前くらいは知っている方も多いと思います。人工の歯を埋めることに対して、「痛い」「怖い」などの不安もあると思いますが、しっかりと検査をし、適切な処置を行えば、安全な治療ですので、ご安心してお問い合わせください。
新着情報
これから更新してまいります。